電通の元社員である高橋まつりさんが過労の末自殺した事件。
これに対し電通社長の石井直氏は社員を自殺に追い込んでしまった責任として辞任を表明しましたが、「責任をとる=辞任」とは違うのではないかという海外からのコメントがみられました。

電通社長辞任


OECDの調べでは日本は1日の平均労働時間が世界で最も長く、有給休暇の取得率も世界的に見てかなり低い国となっています。
最近はこのような異常な労働環境を取り上げるメディアが顕著になってきたとはいえ、日本の労働環境が回復するには長い時間がかかりそうです。
残業や休日出勤が普通となっているこのような日本の労働環境に辛辣な意見を持つ外国人のコメントが多くみられました。

電通は、労働基準法違反の疑いで書類送検されたことを受けて28日夜、記者会見を開き、石井直社長が『過重労働は決してあってはならないことで、深く責任を感じている』と述べ、来年1月に辞任することを明らかにしました。

28日午後7時に始まった会見で、電通の石井社長は冒頭、『このような事態を招いたことを重く厳粛に受け止めている。改めて、亡くなられた高橋まつりさんのご冥福をお祈りするとともに、心よりおわび申しあげます』と謝罪しました。

そのうえで、『過重労働は決してあってはならないことで経営を預かる身としてざんきに堪えず、深く責任を感じている。全責任をとって来年1月の取締役会で社長を辞任する』と述べ、来年1月の取締役会で辞任することを明らかにしました。
(NHKニュースウェブ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010823271000.html

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以下、海外の反応↓

・Comment from Moonraker
石井社長は責任をもって辞める言うけど労働問題は解決していないのはわかってるともいうし詭弁だな。


・Comment from sf2k
辞任したって労働環境に何ら変化がもたらされないだろ。


・Comment from Speed
まぁ、形式ばったパフォーマンスにしても彼が責任をとって辞めてくれてよかった。
この会社が労働問題を解決するためにも良い方向へ進んでくれることを祈る。


・Comment from Schopenhauer
電通は日本の企業の中でもトップクラスに給料が良い企業だけど、見返りとして健康や家族との関係を損なってまでクレイジーに働かないといけない。
高橋まつりさんはなんで自殺する前に会社を辞めるという選択肢をしなかったのか。

 ↑・Comment from Strangerland
 電通のような大企業を、彼女の浅いキャリアで辞めてしまうと彼女の職歴にキズがついてしまって転職が難しくなるんだよ。
 基本的に、彼女の今後の人生はアルバイトに限られてしまうことだろうね。
 彼女は睡眠や休息を十分にとれていなかったからまともな思考ができなくなっていたし、今の仕事を続けるか辞めるかの決断ができなくなっていたんだと思う。
 もしも辞めてしまったらもう再就職できないんじゃないかと思ってね。
 だから彼女は自分の人生に未来はないと思い、唯一ラクになれる手段として自殺を選んだ。

 ↑・Comment from goldorak
 日本人たちと話したけど、
そのうち数人は「もしも彼女が退職したとしても辞めた理由を理解してくれる企業はあると思う。そして彼女のような勤勉で能力のある若い女性は喜んで雇うだろう」と語っていたよ。
日本の社会を変えるのは日本人労働者一人ひとりであり社長ではない。簡単なことではないとわかってはいるけど、自分たちが何をすべきかはハッキリさせないといけない。現に若い世代の日本人たちはそれを理解していると思う。


・Comment from noypikantoku
ていうか電通そのものが潰れちまえばいい。


・Comment from since1981
つまり彼は退職して残りの余生をその豊富な財力で楽しもうというハラなんだろ。
これのどこが責任をとることになるんだか。自分の年金を50%カットして自分の資産はチャリティーにまわすとかしたらどうだ?
そしたら日々の多大な労働で精神的にも肉体的にも苦しんでいる人たちの助けになるだろうよ。

 ↑・Comment from Strangerland
 ていうか退職するの?彼は今の立場から降りるってだけじゃね?それとも電通を辞めるのかな?


・Comment from Disillusioned
高橋さんは「なんでこんな大変な思いをしなきゃならないの?」みたいなツイート残していたみたいだけど、
学生生活のあとに待ち受ける社会人生活の心構えが不十分だったんじゃないか。
自分は大学で、海外留学についてをメインに教えているけどだいたいの学生が何のために海外へ行きたいのか具体的な考えを持っていない。
彼らは留学を遊びかなんかのお気楽なものだと勘違いしていて精神的に成熟していない。


・Comment from Schopenhauer
日本人が特別な技術や役立つ知識を学ぶのは大学じゃない。彼らが大学を卒業しても中身は白紙同然。
だから企業が彼らを教育する。新入社員が長い時間をかけて仕事を覚えないといけないことに何ら疑問を感じていない。
彼らが給料を得るためにやっているのは労働ではなく仕事の仕方の習得。社員らが企業にとって主力となるには何年もかかると思っている。
これが日本のシステム。


・Comment from Confusious
電通じゃないけどジャパンタイムズの記事によると、日本では4社に1社の企業が月に80時間以上の残業をさせているんだよな。


・Comment from borscht
残業80時間ってフルタイムの仕事をかけもちするようなもんだよね。
睡眠をとる必要がある時や恋人がいる人にはほとんど不可能だ。石井社長は睡眠も必要がなければ恋人もいなかったんだね。
週に50時間以上の労働は生産性につながらないどころかストレスもたまりミスも増えるという研究結果も出ている。つまり電通は生産性よりもミスやストレスを重視していたってことだね。


・Comment from Mirai Hayashi
こういう記事をみると自分のことも心配になってくる。俺は日に12時間働いてるからね。
従業員の体調なんて気にかけない企業もあるし。



・Comment from sangetsu03
辞職する人が違うだろう。もしも従業員たち自身が過酷な労働を強いられていたと感じるのなら、彼らこそが辞めるべき。
しかしながら日本では、理由がなんであれ退職するというのは不名誉なことと見なされ転職するのは困難だからな。
しかも日本の大企業の多くは新卒採用を重視するのも事実。既卒やその系統の経験や職歴があるかどうかよりもね。


翻訳元
https://www.japantoday.com/category/national/view/dentsu-chief-to-resign-over-employees-suicide-labor-law-violations

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